道民放射能測定所のホームページへようこそ!

お知らせ

「北海道の土壌放射能を調査をする会」(仮称)計画について〜共催募集」
                      
(「蝦夷の黒船」で呼びかけをはじめました)

2012年3月「AT1320A」を導入。(右の蝦夷の黒船のページへ)
AT1320Aの詳細はこちら→

全国のセシウム137土壌汚染見積もり図
(名古屋大学などの国際研究チームが発表)2011年11月15日

蝦夷の黒船(ブラックパール号…AT1320A)
放射能測定お申し込みはこちら→


ごあいさつ


 チェルノブイリ原発事故以後、フランスやドイツなどの各地で「市民放射能測定所」が開設されました。緩慢な行政の動きに頼らず、市民が市民自身の手で安全確保をしようという観点からの動きで、2012年に入り、各地で「市民放射能測定所」が立ち上がり、その動きが日本全国に拡大しています。
 
 北海道に暮らす私たちも、福島原発事故の脅威から無縁ではありませんし、今なお多くの危険な原発が日本国内で稼動中です。放射能測定を通して、みなさんと情報を共有しながら、原子力問題を考えていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。                                (代表 伊藤和久)


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道民放射能測定所開設にあたって


 2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所の事故における放射能汚染は、近隣市町村のみならず、
世界中の観測所で、放射能を検出するという大惨事になっています。
 とくに農業や漁業に与えている被害は甚大ですが、退避勧告の対象となっている半径20キロメートルの範囲だけの問題ではなく、
高濃度汚染地域は同心円上ではなくて、地形や風向き、天候などによって、
不規則に東北や関東を中心にかなり広く分布していることがわかってきています。
 2011年末現在、伝わってきている土壌検査結果の情報によれば、
北は岩手県南部から、南は静岡県あたりまでは、かなりの濃度でセシウム137が検出されており、
その濃度は、安全どころか、25年前のチェルノブイリ原発事故の周辺地域の汚染濃度を超えている場所も少なくありません。

 また、チェルノブイリ原発事故以来、日本における放射能汚染の輸入規制値は、
1キログラム当たり370ベクレルであり(これでも規制が緩すぎるという意見もあります)、
福島原発事故における暫定規制値は、あまりにも甘すぎると言わざるを得ません。

 日本の4〜5分の1の農地が高濃度の放射能に汚染されてしまった現実から、目を逸らして生きていくことは、
私たち自身の健康のみならず、後世にわたって問題を引き起こすことになってしまいます。
 放射能は、直接的に農産物や魚介類を汚染しましたが、今後は加工食品や肥料などに混入してくることが、当然考えられます。
 また、食物連鎖による汚染濃縮が進むと、
思わぬ高濃度汚染食品となって私たちの食卓にのぼったり、農地を汚染する可能性も否定できません。
 行政の対応が常に後手に回る中で、私たちは自らの健康を、自ら守るための行動を余儀なくされています。
 ご存知のとおり、放射能は数十年〜数万年という期間、汚染し続けるものですので、
生涯、そして、次世代にわたっての脅威となります。

 そこで、放射能測定器「ベクレルモニターLB200」を活用して、放射能汚染の監視体制をつくっていきたいと考えています。
(食品、飲用水、土壌、肥料などを測定できます)
 この機種は、ヨウ素131やセシウム137といった核種が放射するγ線を高精度に検出します。
(核種の特定はできませんが、存在する放射能を1kgまたは1Lあたり○○○ベクレルという数値を計測します)
暫定基準値を超えているかどうかを短時間で簡易的に調べられます。

 会員制の形をとり、情報共有していきたいと思いますので、ご賛同いただける方は、ご入会案内をよくお読みの上、お申し込みください。



※ご注意

この測定所は、一般市民有志によって運営されています。
みんなそれぞれに仕事を持ち、空いた時間を持ち寄って対応していますので、
いろいろとご不便をおかけすると思いますが、ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。

また、測定結果は、あくまでLB200において表示されたそのまま(規定の補正計算はします)です。
その結果に対して、「安全か危険か」、あるいは数値が「高いか低いか」などの判断は、一切いたしません。
そのようなご質問にもお答えしかねますので、ご了承ください。

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