測定結果の概要
道民放射能測定所において、
放射能測定器「ベクレルモニターLB200」を使用した測定結果の概要のみ掲載します。
(詳細データは、会員にのみ公開します)
使用測定機器:ドイツ製BERTHOLD TECHNOLOGIES社
ベクレル・モニター LB200
ヨウ化ナトリウム・シンチレーター 25mm×25mm
検出限界: 20Bq/Kg
※「LB200」による測定値には、カリウム40などの天然に存在する放射能数値も含まれます。
カリウム40が1kgあたり1g存在すると、LB200では2,5Bqをカウントします。
(本来は約30Bqカウントするところを極力抑える設計になっています→2,5Bq)
参考のため、カリウム40の概算表もご覧になってください。
表の右端の赤い数値が、LB200の測定値から、概算で差し引く数値ですが、
固体差もありますので、差し引いて導かれる数値が、必ずしも全て人工放射能によるものとは限りません。
また、LB200は、プルトニウムやストロンチウム、セシウムなどの核種を特定検出しません。
未知の天然・人工放射能核種を含んだ合算数値として計測します。
※補足
土壌の測定もいろいろやっていますが、土壌には天然核種が数多く存在する可能性が高いため、
例えば北海道上川郡のある畑の土を測定すると約100Bq/kg程度の測定値が出ます。
同じ地域の土からはセシウム137は数ベクレル以内でしたので、土壌については誤差が大きく、
極端に汚染されている土や肥料(1kg当たり数百ベクレルなど)を見分けるような場合にのみ、
活用できます。
また、農作物や食品なども、福島原発事故以前のものなどとの比較や、
汚染地と非汚染地との比較などで判断していきたいと考えています。
(たとえば、皮付大根など、洗っていたとしても微量でも土などが付いている可能性がある場合、
若干高めに測定されることがあるようです)
この測定所の目的は、精密な結果を得ることではなく、
異常に高い設定と思われる暫定基準値を超えるようなもの、またはそれに限りなく近いようなものが、
流通されていないかを会員同士で情報共有して、個々に気をつけていくことと、
体制作りが緩慢な行政に対して、検査体制を早急に構築していくことを促すことにあります。
したがいまして、ここに掲載する測定値は、あくまで目安であり、
測定値が高いか低いか、または危険か安全かを測定所で判断したりすることはありません。
そのようなことを判断するご質問にはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。